改正労働者派遣法が廃案、無期転換の特例を認める特別措置法も継続審議になることが明らかに

本年度の通常国会(第186国会)もいよいよ会期末ですが、技術的なミスで成立しないで終わる法律が出てしまうことになりました。

今国会では、労働分野でも注目の法改正や立法が提出されており、特に非正規雇用の問題に限ると以下のような立法・法改正が行われる予定となっていました。

  1. パートタイム労働法改正
  2. 専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法制定
  3. 労働者派遣法改正

しかし、このうち2と3については、今国会では成立しないことになりました。

所管している厚生労働省の事務的なミス等により、3の労働者派遣法改正案に誤りがあり、野党から提出し直しを求められたため、2の特別措置法にも影響してしまった模様です。

労働者派遣法改正案については廃案になり、出し直しということになる模様です。

一方、特別措置法については、継続審議となる模様です。

どちらも内容は現状のままで、秋に予定される臨時国会で審議されることになると思われます。

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